覚悟に勝る決断なし
「覚悟に勝る決断なし」
これは高畠導宏さんという、時に「伝説の打撃コーチ」とも称される方がよく好んで色紙に書いた言葉といいます。
トビタテ(詳しくは後日)という留学プログラムの事前研修で自分の考えをしっかり文章化することを勧められて、ブログをまた新しく始めようと決めました。しかし気がついてみれば、ブログを開設したのが2週間程度過ぎてから。この最初の記事を投稿しているのが1ヶ月ほど経ってからになってしまいました。
開設する際に悩んだのが、ブログのタイトル。
色々考えた結果、記事のテーマごとにブログをまた別に設けたりするのではなく、自分の思いついたことを雑多に書いていこうと決め、じゃあ座右の銘みたいなのをタイトルにしようと思ったのですが、絞るのが難しい。ならなりたい自分に相応しい一言を飾って自分への戒めにしようと決めたのが「覚悟に勝る決断なし」なのです。
言葉との出会い
高校に入ったぐらいからほかの事で精一杯で本を読む時間をとれてないですが、小中のときはそこらへんの生徒よりは本を読んでいたと思います。(まぁ、本ぐらいしか相手にしてくれなかったというのもあります笑)僕が小学5年生くらいのときに親が買ってくれて読んだのが門田隆将さんの「甲子園への遺言」という一冊になります。
この本の主人公が、冒頭の高畠導宏さんです。社会人を経て鳴り物入りでプロ野球選手になるも、練習中の怪我で選手人生を不運にも絶たれてしまう高畠さん。しかしその後当時南海の野村克也監督に勧められ打撃コーチに就任、以後打撃コーチ、参謀役など様々な形で様々なチームに貢献をします。
しかしコーチ生活の晩年に教員免許を取得すると、福岡の高校で先生を始めます。高校野球の監督になるために、教員生活を始めますが、プロ引退後2年間は学生野球を教えてはいけないというルールがあり、一人の社会の先生として2年が経つのを待っていた最中に癌で命を落としてしまいます。
この本の僕にとっての意味
野球を小学校3年生から始めた僕はまだ満足にプレーが出来なく自分の好きな野球をしながらも悩んでいました。そこにひとつのヒントを与えてくれたのが「甲子園への遺言」でした。自分なりのチームへの貢献の仕方があるということを小学生高学年の時点で学べたのは非常に大きかったと今振り返っても思います。
一人の人間の人生として非常に惹かれるものがあります。ぜひ一読を。
甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫)
- 作者: 門田隆将
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/12
- メディア: 文庫
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僕は別に本の宣伝がしたかったわけじゃないんです笑
小学生のときに読んだ「甲子園への遺言」の一言、「覚悟に勝る決断なし」僕は今までこの言葉を意識しても実践できたことがありません。少なくとも自分ではそう思っています。今までのような中途半端な生き方を改めるように、僕はこの言葉に決めました。
おしまい